役目を終えた樽木に描かれた大津絵の飾りになります。全部で5枚、藤娘、鬼の寒念仏、瓢箪鯰など竹山の名がある大変貴重な物になります。大津絵は江戸時代初期から 滋賀県大津市で描れていた民俗絵画で仏画・武者絵・美人画・鳥獣画など百種類以上あり日本の民画の代表であります。その始まりは，寛永年間（1624～1644）逢坂山のふもとで町絵師が素朴な仏画を描いて旅人に売ったことからと伝えられています。多くは紙などに泥絵の具で描いたもので，仏画、藤娘，寿老人など庶民的で親しみやすいものが選ばれ、藤娘は愛嬌と良縁，鬼の念仏は子どもの夜泣き止めに護符として知られています。現在は5代目。日本で商業として残っている民画は大津絵のみになります。並べて飾っていただきたい古い絵です。幅　　　9㎝〜15㎝長さ　 58㎝〜65㎝厚み　 1.3㎝〜1.7㎝大変古い趣きのある物です。丁重に梱包し送らせていただきます。